AIRMAN 北越工業株式会社

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トップメッセージ


建築・建設業界のニーズを
しっかりとキャッチする

第86期の経営環境は、上期については世界経済の先行き不透明感により、急速な円高が進行し、海外における事業については厳しい環境が続きました。下期に入っても英国のEU離脱問題や中国・新興国の経済成長鈍化など、不安定な経済情勢が続きましたが、米国の新政権発足以降、為替レートは円安基調となり、これが業績を押し上げるかたちとなりました。
このような不透明かつ不安定な情勢のなかでも、業績目標を達成し、営業利益及び経常利益について四期連続で過去最高益を更新できたことは、当社が建築・建設業界のニーズをしっかりと捕らえることができた結果と言えるでしょう。
国内では都市部の再開発や東京オリンピック・パラリンピック開催、リニア中央新幹線開通を見据えた建築・建設需要等が増加し、堅調に推移しました。そのなかでも高所作業車については国内シェアも伸長し、引き続き市場から高い評価がいただけていると自負しています。
エンジンコンプレッサにつきましても高効率圧縮機(ASロータ)を搭載した機種も順次発売し、好評をいただいております。


製品の品質・機能向上と
コスト削減の両面に取り組む

当社は“実際に使用する方々の立場に立った製品づくり”を常に心がけています。お客様と同じ目線で製品開発を行い、それをタイムリーに市場へ供給できることが当社の大きな強みだと考えています。
開発については、試行錯誤を繰り返しながら、製品の品質・機能を向上させていくことに尽力していますが、同時にコスト削減に対する取り組みを続けていくことも重要です。
現在当社では本社工場と旧分水工場(現イーエヌシステム株式会社)の2つの工場が稼働していますが、これまでこれらの工場ではまったく違う製品を製造していました。しかし当期において、双方を総合的にコントロールし、より効率的な製造工程を構築したことで、大幅なコスト削減と工場稼働率の向上を実現したことも、利益創出の大きな一因となりました。


ハイエンド製品を武器に
海外市場のシェア拡大を目指す

近い将来、国内市場が縮小していくことは避けられないでしょう。そのなかにあって当社では米国、マレーシアそして中国、欧州など海外に積極的に投資を進めており、今後もさらに注力していく予定です。「さらに省エネに。もっと低騒音に。」という品質重視の志向はこれから海外においても顕著になっていくと考えられます。当社はそのニーズに応え、高品質・高機能のハイエンド製品を供給していくことが使命だと考えています。主力製品であるエンジンコンプレッサは国内ではすでに80%を超えるシェアを有していますが、海外でもハイエンド製品を武器にさらなるシェアの拡大を目指してまいります。
一方、国内についてはアフターマーケットを取り込んでいくことが今後さらに重要になってくることでしょう。
当社の関連会社には、全国に12か所の営業所をもち、部品供給とメンテナンスを行う株式会社エーエスシーがあります。今後は当社営業セクションと連携しながら情報の共有を図り、お客様に対して万全のアフターケアが行える体制を構築してまいります。


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当社は昭和13年に創業し、来年創業80周年を迎えます。創業以来「ものづくりの基本に忠実に、真摯にお客様と向き合っていくこと」を大切にし、経営に取り組んでまいりました。今後はそれを礎に次のステージに上っていきたいと考えております。これからも北越工業グループに、より一層のご指導、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。

代表取締役社長